タベタトーク
2016.6.10 Up
れんこん菓子
西湖(せいこ)
牡丹は花の富貴なり。蓮は花の君子なり。
「西湖」は蓮の花が浄土のごとく咲き誇る美しい湖です。
蓮は泥にまみれず清らかに咲くことから、花の君子として尊ばれ、愛されて来ました。
その根から採れるでんぷんと、和三盆でつくる体にやさしい、品のいい甘みのお菓子です。
笹の香りもすがすがしくひんやり、つるんとしたやさしい口あたりです。
西湖「紙箱」 5本入 ¥1,350(税別)
西湖「紙箱」 10本入 ¥2,700(税別)





れんこんのお菓子ですって。京都のお菓子っていえば、それだけで気品が漂ってくるね。
見た目から、黒蜜っぽい風味とおもったら、和三盆が入っていて和風の味ね。
笹の葉に丁寧に包まれている。ちまきみたい。
「ちまきのように巻くと中身がこわばるので、笹の葉で包む巻き方を工夫し、今のようになりました」っていう説明があるわ。
「これが機械ではどうしても無理で、微妙な手加減が必要。だから今もずっと手作りです」とあって、わたしゃ驚いたね。
青々とした笹の葉は香りだけでなく、防腐作用もあるんだよね。
見た目も清涼感いっぱい。
でも蓮根だと思って食べると「???」となる。まったく蓮根の味はしない。
控えめな甘さですごく上品な味。
ぷにゅっとしていて、ゼリーとも違う、もちもちした食感。
ぷるぷる具合が涼しさを感じさせてくれる。
料亭でよく使われるみたいで、そのデザートって知ったら急にありがたみが出るわ~。
上品すぎて、おまえたちには似合わないお菓子だね。
M男にもね。

